今週いっぱいお盆の用意などもあって臨時休業とさせていただいています。
山本周五郎さんの「ながい坂」を読んでいます。
背表紙に書かれているのは、
上巻に、
「徒士組という下級武士の子に生まれた小三郎は、八歳の時に偶然経験した屈辱的な事件に深く憤り、人間として目覚める。学問と武芸にはげむことでその屈辱をはねかえそうとした小三郎は成長して名を三浦主水正と改め、藩中でも異例の抜擢をうける。若き君主、飛彈守昌治が計画した大堰堤工事の責任者として、主水正、さまざまな妨害にもめげず、工事の完成をめざす」
下巻に、
「異例の出世をした主水正に対する藩内の風当たりは強く、心血を注いだ堰堤工事は中止されてしまうが、それは実は、藩主継承をめぐる争いに根ざしたものであることを知る。“人生”というながい坂を人間らしさを求めて、苦しみながらも一歩一歩踏みしめていく、一人の男の孤独で厳しい半生を描いた本著は、山本周五郎の最後の長編小説であり、周五郎文学の到達点を示す作品である。」
今は上巻の終わりくらいまで読みました。
時代物で人々の機微を描いた小説です。
とても良い小説だと思います。