「Banlieue13」は2004年製作のフランス映画です。
邦題は「アルティメット」
意味としては、究極の、決定的な、根本的な、最高の、などだと思うのですが映画の内容とはあまり合っていないように思います。
この映画はなんといっても「パルクール(PARKOUR)」とよばれるアクションが見ものです。
パルクールとは、特別な道具や物を使うことなく、人工物や障害物をクリアし、効率的に移動する方法。「フリーランニング」とよく似ています。
忍者的です。
映画のほうはストーリーは単純ですが演出と登場人物のキャラ設定がとてもうまくできていると思います。悪役がたくさん出てきますがちょっと憎めない感じです。
フランス映画はこういうのが上手いですね。
左上のスキンヘッドの方が刑事ダミアン役のシリル・ラファエリ 右下の俳優さんがレイト役のダヴィッド・ベル |
「Brick Mansions」は「Banlieue13」のハリウッドリメイク版です。
ストーリーはほぼ同じですがところどころ違っています。
刑事ダミアン役はポール・ウォーカーです。
レイト役はBanlieue13と同じダヴィッド・ベルです。
邦題が「フルスロットル」・・・これも映画の内容とはちょっと違う邦題になってます。
リメイク版も見どころはパルクールですが、オリジナルにくらべておとなしめです。
そしてリメイク版では、ポール・ウォーカーが出演ということでカー・アクションがあります。
オリジナルにも車はたくさん出てくるのですがそのほとんどはドレスアップした日本車です。
でもリメイク版ではアメリカンマッスルカーが出てきます。
まあこれは仕方ないんでしょうね。
見ていて違和感はありましたけど。
2014年の「Brick Mansions」
2015年の「Fast & Furious7」(邦題はワイルド・スピードSKY MISSION)
この2作品がポール・ウォーカーの最後の作品になってしまいました。
とてもとても残念です。
これからももっともっと出演作は見たかったです。
そして、いつか「Fast & Furious」が、1作目や2作目のように最新の車をいじってスピードを競う映画になったのを見たいなと思っていました。
もちろん。ポール・ウォーカーとヴィン・ディーゼルで。
「最後の主演作」というのがさみしいですね |
Paul Walker With His Daughter, Meadow Walker |