2016年6月16日木曜日

梅干し作り



今日の篠山市。
朝からずっと雨です。
湿度が高くなっていますが、気温は低く少し肌寒いです。

先日収穫した梅干しの実と、これだけでは足りないので買った梅の実で
梅干しと梅酒作りを昨日から始めました。

自宅の梅の木になった梅の実です



我が家では昔からのやり方で梅の実と塩だけでつくります。
でも今日の毎日新聞に「密閉袋で簡単梅干し作り」という
氷砂糖や焼酎を使った梅干し作りの記事が掲載されていました。


お茶うけになるようなちょっと甘い梅干しになるのかもしれません。
梅の実があまるようなら試してみたいと思っています。





密閉袋で簡単梅干し作り




もみシソに漬けられ、鮮やかな赤色の梅干し


 目にも鮮やかな青梅が出回り始めた。6月は梅仕事の季節。道具がない、面倒くさいなどの理由で梅干し作りを敬遠する人は多い。密閉袋を利用するだけで、だれでも簡単にできる漬け方を「パルシステム生活協同組合連合会」(東京都新宿区)に教えてもらった。
     ●挑戦したいけど
     同生協では組合員を対象に20年以上前から梅干し作りの講習会を開いている。昨年、会員1771人を対象に行った「手作り保存食のアンケート」によると、作ってみたい保存食として、半数以上の人が「梅干し」を挙げ、一番人気だったという。
     通常はほうろう製や陶器製の漬け込み容器、重し、盆ざるなどの道具が必要で、この段階で諦める人が多い。広報担当の植田真仁さんは密閉袋を使うことについて「梅干し作りのハードルを下げ、だれでも気軽に作れる方法を提案したい」と話す。
     今年は縁起がいいとされる「申梅(さるうめ)」に当たる。平安時代に村上天皇が梅干しと昆布で病を治したという故事があり、この時の梅が申年に漬け込まれたものだったとされている。
     「梅はその日の難逃れ」などの言い伝えも多く日本人の暮らしには欠かすことができない。
     今回、梅干し作りを教えてくれた青果部門担当の佐藤哲郎さんは「縁起のいい今年こそチャレンジしてみてください。手作りの梅干しで今年の夏を乗り越えましょう」と話す。
     ●まずは1キロから
     初心者は無理なく作れるよう1キロからスタート。梅酢のあがり方を良くし、カビを防ぐためには、できれば3キロがおすすめだという。梅が青く硬い場合は室内の風通しのいいところに1〜2日おくと実が黄色く柔らかくなる(追熟)。この状態で漬け込むようにする。
     砂糖を加えることで、塩分量が減少、味をまろやかにする効果がある。塩だけで漬ける場合は梅1キロに対し180グラム(18%)にする。
     今回は土用干しの方法までを紹介したが、さらに簡単にする方法を。
     赤ジソは入れずに、作り方<6>の段階でそのまま保存してもいい。赤色にはならないが、逆に梅本来の香りが楽しめる。また、土用干しができない場合は天気のいい日に保存瓶、ポリ袋ごと日当たりのいい場所に置くだけでもいい。
     ●梅酢は料理にも
     「カビが心配だという人は、冷蔵庫で保存してもいいですよ。とにかくまずは自分で作ってみること。それから本格的な梅干しの作り方にチャレンジしてみてください」と佐藤さんは話す。
     梅酢は酢の代わりとしてさまざまな料理に使える。煮物や炒め物の隠し味、ドレッシング、青魚の煮物、おにぎりの手水として使い道が広い。また、傷があり取り分けた梅は捨てずに、残っている焼酎と氷砂糖と一緒に瓶に入れ「自家製梅酒」、氷砂糖だけなら「梅シロップ」としても楽しめる。【小川節子、写真・中村藍】

    簡単梅干し

     《主な材料》
    ▽青梅        1キロ
    ▽塩         130グラム(梅の重さの13%)
    ▽氷砂糖       100グラム(梅の重さの10%)
    ▽焼酎(35度以上) 50ミリリットル
    ▽赤ジソ       1束
     《用意するもの》
    ▽ジッパー付きのポリ袋
    ▽1キロの重し
     《作り方》
     <1>梅は流水で洗いざるにあげ、水気をきる。傷が深く付いていたり、実が半分以上ぶよぶよしたりするものは取り除く。
     <2>梅に傷を付けないように竹串やつまようじでなり口をとり、清潔なふきんで水気を拭き取る。
     <3>ジッパー付きのポリ袋に梅を入れ、焼酎を注ぎ、全体に行き渡らせるように軽くもみ込む。
     <4>(3)に塩を入れ、よくもみ込む。
     <5>最後に氷砂糖を入れ、均一になるように全体に混ぜる。
     <6>ポリ袋から空気を抜きながら口を閉じ、密閉状態にし、全体を平らにして重し(塩など)をして冷暗所で保存する。
     <7>2〜3日ほどで梅酢があがってきたら、重しをはずし、袋の空気を再度抜き、赤ジソが出回る時期を待つ。
     <8>赤ジソの葉を摘み、よく洗い、ボウルに入れ塩大さじ1を加え強くもむ。これを2回ほど繰り返す。
     <9>(8)に梅酢を加え、これを袋に戻し入れる。袋の空気を抜き密閉して、このまま常温で保存。
    <10>土用干し…7月下旬〜8月上旬にざるなどに梅を並べ、屋外で梅を干す。3日かけて表裏を返す。1、2日目は朝出して夜に家の中に入れ、3日目は朝出して翌朝までおき夜露に当てる。新しいポリ袋か密閉容器に入れ保存する。