2015年7月8日水曜日

痛風

今日の篠山市。
今日も梅雨空です。ときおり雨が降っています。
長らく太陽と青空を見ていません。
気象情報で「南から湿った空気が入ってきます」と言っていたようにとても蒸し暑くなりました。
市内のコインランドリーは大盛況でした。
梅雨空が続くと洗濯物が乾かないので困りますね。
さきほど湿度計を見たら湿度77%でした。
蒸し暑くて少し動くだけで汗が出ます。


これからますます暑くなって汗をかくようになります。
熱中症など気を付けないといけないです。
他にも気を付けないといけないのが「痛風」です。


汗をかく夏は「痛風発作」が起きやすくなります。
痛風は、「風が吹いても痛い」と言われる、激痛を伴う炎症発作です。
性別では男性のほうが圧倒的に罹患する率が高くなります。痛風患者の9割以上だそうです。
男性に多いのは、痛風の原因になる「尿酸」が多いためです。
女性に痛風が少ないのは、女性ホルモンに尿酸を体外に排出する働きがあるからです。


そして、「尿酸」とはですが、
尿酸は、細胞の新陳代謝やエネルギー消費で生まれる代謝物のことです。
細胞の核を構成するプリン体という物質が、肝臓で分解された結果つくられます。
通常、尿酸は体外に排出されて一定量を保っています。
ところが、尿酸の代謝が滞ると尿酸が体内に過剰にとどまりナトリウムと結びついて、「尿酸塩」という結晶をつくります。
この尿酸塩が、関節や、腎臓などに沈着すると痛風発作や腎機能障害を引き起こします。


最初の痛風発作の7割が、足の親指の付け根の関節で起こっています。
発作は1日でピークに達し、1週間ほどで痛みは治まることが多いようです。
でもこれを繰り返していくようになると、慢性化して治に難くなっていきます。
発作が起きたらすぐに医療機関に行くほうが良く、痛風はどの科に行くといいのかというと、痛風外来があれぼそこに、なければ、整形外科のようです。


関節の次に、尿酸の影響を受けやすいのが「腎臓」です。
尿酸値が高くなると腎不全などの深刻な病気になることがあるので、数値には気を付けていたほうが良いですね。






痛風を予防するための5つの習慣は、

1、夏は水分をたっぷり摂取・・・水分摂取量が少ないと、血液濃度が上がり、尿酸値も高くなります。尿酸を排出するためにもふだんから水を多く摂取することが大切になります。

2、高プリン体食品の摂りすぎに注意・・・干しシイタケ、鰹節、煮干し、ローヤルゼリー、カツオ、マイワシ、レバー、イクラ、たらこ、エビ、サンマなどの干物

3、アルコールは適量・・・ビールにプリン体が多いというのはCMでもしているように周知されています。適量を守って、週に1~2日の休肝日を設けることが良いようです。1日の目安としては、日本酒だと1合。ウイスキーはシングル2杯。焼酎は80mlほど。ビールは500ml。ワインは1/3本ほど。

4、野菜、海藻、キノコ類は多めに・・・尿酸は、アルカリ性から中性の液体に溶けやすい性質があります。尿をアルカリ性に傾けるためにもたっぷりの野菜を食べることが良いです。それに合わせて海藻や、キノコ類も。

5、有酸素運動・・・ウォーキング、水泳、自転車などの有酸素運動を習慣にすることは、肥満を防ぎ、高尿酸血症と関係の深い生活習慣病を予防するのにも有効です。梅雨空のこんな時期には、室内でできる段差の上り下りを繰り返すスローステップ運動も有効です。これとは反対に、筋トレなど激しい運動は、尿酸の生成を促し、排便を悪くするので気を付けたほうがいいです。