完勝でした。
前試合のスコットランド戦は中3日の休養しかありませんでしたが、こんかいは中9日の休養がありました。
スコットランド戦も中3日という日程ではなかったら・・・と思ってしまいます。
次は10月12日。アメリカ戦。
休養もとれるので頑張ってほしいです。
これまでのアメリカ代表との対戦成績は、8勝1分13敗。
勝機はあると思います。
ラグビーW杯:日本、歴史的2勝 サモアに26−5
毎日新聞 2015年10月04日 東京朝刊
【ミルトンキーンズ(英国)吉見裕都】正念場の一戦で、日本が執念を見せた。ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会で、1次リーグB組の日本は3日、当地のスタジアムMKで第3戦をサモアと戦い、26−5で勝利。1勝1敗の勝ち点4で臨んだ日本は、過去3勝11敗のサモアを前半から圧倒。勝ち点を8に伸ばし、初の決勝トーナメント進出へ望みをつなぐとともに、8回目の出場で初めての1大会2勝と歴史も塗り替えた。日本は前半5分過ぎに五郎丸が先制PG。前半に2トライを奪うと確実にゴールも決め、着々とリードを広げた。日本は11日午後8時(日本時間12日午前4時)から米国と1次リーグ最終戦を戦う。==============▽1次リーグB組日本 26 20−0 5 サモア(勝ち点8) 6−5 (4)==============■焦点◇体張り、密集戦で先手
南アフリカに勝った日本、スコットランドに負けた日本。どちらが本当の日本か。サモアに完勝したこの試合が、その答えだ。序盤から日本のペースで試合は進んだ。W杯を2回制している南アフリカに大金星を挙げながら、あえなくスコットランドに敗戦。要因はブレークダウン(タックル後のボール争奪戦)で劣勢に立ったことだった。だが、中9日で臨んだ一戦で、しっかりと修正。選手の集散が速く、スムーズにボールが出る。ブレークダウンで優位に立ったことで相手は後手に回り、反則が増えた。前半にFW2人が一時退場。攻め時を逃さなかった。前半20分過ぎに相手陣ゴール前でPKを得ると、スクラムを選択。押し込んで相手の反則を誘い、認定トライ。主導権を握った。密集戦で先手を取り、WTB松島やNO8ホラニらのタックルが次々決まる。前半終了間際、ラックでミスを犯さず、確実に前進してゴール前へ。細かいパスをつなぎ、最後はWTB山田が巧みなステップで相手をかわし、トライを決めた。世界の強豪とは体格的に劣る日本は、密集での競り合いが永遠の課題だった。「自分の体を犠牲にする。(密集の隙間=すきま=の)暗いところに頭を突っ込んでいく」と宣言していたフランカーのリーチ主将。その言葉通りの気持ちのこもったプレーが勝利を呼んだ。前半5分過ぎに先制PGを決めたFB五郎丸の正確なキックもスパイスを効かせた。五郎丸は2003年大会で栗原徹が挙げた40得点を抜く計45得点に達し、W杯日本代表の通算得点記録も抜くおまけ付き。4年後の日本大会に恥じない「ジャパン」の真価を示した。【吉見裕都】==============◇山田泥臭くトライ
○…日本の2トライ目はWTB山田が奪った。前半終了間際の攻撃。右への展開でタッチライン沿いで球を受けた山田は、相手タックルに対してうまく体を反転させてはじき飛ばされるのを防ぎ、インゴール右隅に飛び込んだ。試合前に「勝ち越せるか、負け越しになるか大事な一戦。メンバーに選ばれて責任を感じている。全力でグラウンドを走り回りたい」と強い決意をにじませていた山田。後半途中に負傷退場となったが、泥臭いフィニッシュで日本に貴重な追加点をもたらした。◇五郎丸さえる右足
○…五郎丸は正確なキックで日本の快勝劇を演出した。特に光ったのが前半終了間際、2トライ目を山田が右隅に奪った後。難しい角度だったが、しっかりゴールポストの間を通した。その後も反則の多いサモアに対し、じわりじわりとその右足で得点を重ねて追い詰めた五郎丸。初戦の南アフリカ戦では9本中7本のキックを決めて、歴史的な白星の立役者となった。中3日だったスコットランド戦は疲れからかキックの精度がやや落ちたが、この日は8本中6本を成功。きっちりと仕事を果たした。==============◇B組の今後の試合日程
4日 0時45分 南アフリカ−スコットランド8日 0時45分 南アフリカ−米国10日22時半 サモア−スコットランド12日 4時 米国−日本(日時は日本時間)