2015年10月22日木曜日

ダイオウイカの若体


ダイオウイカというと
少し前にNHKが小笠原諸島で世界で初めて撮影に成功して話題になっていました。


今回、そのダイオウイカの若体が鹿児島県・島根県で発見捕獲されたみたいです。
未知の生態が少しわかるかもしれません。
深海の生物は生態が不明なことが多く、その形も不思議なのが多いです。
見ているだけでわくわくしてきます。






ダイオウイカ:「若体」を世界で初確認 兵庫の博物館

毎日新聞 2015年10月22日 12時21分(最終更新 10月22日 12時49分)

島根県沖で見つかった若いダイオウイカ=兵庫県立人と自然の博物館提供
島根県沖で見つかった若いダイオウイカ=兵庫県立人と自然の博物館提供

 ◇胴の長さが約14〜33センチ

 兵庫県立人と自然の博物館(同県三田市)などは21日、胴の長さが約14〜33センチの「若体」のダイオウイカを世界で初めて確認したと発表した。20日付の英国際学術雑誌(電子版)に論文が掲載された。ダイオウイカは最大級の無脊椎(せきつい)動物。胴長2センチほどの幼体や1メートルほどに成長した個体の報告例はあるが、10〜30センチ級の若い個体は初という。
 確認されたのは、2013年4月に鹿児島県肝付町沖の定置網で生きた状態で捕獲された1匹と、同年6月に島根県浜田市沖の巻き網漁で死んだ状態で見つかった2匹。鹿児島県のものは胴長約14センチで全長約60センチ。島根県の2匹はいずれも胴長約33センチで全長約148〜162センチだった。
 同博物館の和田年史主任研究員(38)が吸盤や歯の特徴からダイオウイカと判断、国立科学博物館のDNA解析で確定した。3匹とも性別は不明。捕獲場所は水深約45〜120メートルで、比較的浅い海で生息していたことがうかがえる。成長した個体よりヒレの割合が大きく、触腕は短かった。2匹は同じ網に掛かったことから、ペアで行動する巨大イカの習性を備えている可能性があるという。
 和田主任研究員は「ダイオウイカの生態はほとんど分かっておらず、今回の発見は成長過程を知る手がかりになる」と話している。【粟飯原浩】




深海の生物が好きになったきっかけの魚はリュウグウノツカイです。
この魚も不思議な形をしています。
リュウグウノツカイを知ったのは明石散人さんの小説「鳥玄坊」です。
リュウグウノツカイの標本は須磨海浜水族園にありますね。



リュウグウノツカイの動画を2つ。














静岡県沼津市には「沼津港深海水族館シーラカンス。ミュージアム」があります。
ここには前からずっと行きたいと思いながらまだ行けていません。
ここにはレプリカではない本物のシーラカンスの標本が展示されています。
しかも5体も。
行かないといけませんね。
HPには深海のさまざまな生物の画像があります。
見ていて楽しくなります。