2015年9月30日水曜日

「火城」 高橋克彦





山本周五郎さんの小説「ながい坂」を読み終えて、
高橋克彦さんの「火城」を読み始めました。
歴史小説です。

「火城」とは、陣の周囲に松明を並べて防壁とすることです。
幕末の佐賀県にともった技術の火が、
かならず日本の将来を守る城となるということのようです。


背表紙に書かれているあらすじには、

「嘉永三年、黒船来航を三年後に控えた幕末の時代―
佐賀藩士・佐野栄寿の心にあったのはただひとつ、
当時最先端の科学技術で蒸気船を作ることだった。
大胆な戦略と心を揺さぶる『涙』で、藩主を説き伏せ、
超一流技術者からくり儀右衛門を巻き込み、
日本初の蒸気船を造り出すまでの波乱の半生。
江戸から明治、そして現代まで通ずる飛躍的な技術革新の裏側に暗躍し、
命を賭した男たちの熱き物語」



主人公の名前は、佐野栄寿。後の佐野常民。
日本赤十字社の創始者です。
文政5年―明治35年(1822-1902)


佐野常民











高橋克彦さんの作品は好きなのでよく読んでいます。
「炎立つ」は何度も読み返しました。
この「火城」もとても楽しみです。