2015年2月18日水曜日

姑獲鳥の夏


晴れたり雨が降ったりを繰り返しています。
気温は高めで過ごしやすいのですが天気予報によると今晩から雪になるようです。
今日の空模様を見ていると本当かな?と思います。

京極夏彦さんの「姑獲鳥の夏」を読み返しました。
他の作品は何度も読み返しているのですが、「姑獲鳥の夏」だけは読み返すのは初めてです。
この作品は京極堂シリーズの1作目。
シリーズ馴染みの登場人物が出てきます。
作家の関口巽はシリーズを通して同じような人物設定です。
古書店の店主で憑き物落としの中禅寺秋彦は1作目だけ能弁です。よくしゃべります。最新作などでは必要最小限のことしかしゃべりません。
探偵の榎木津礼二郎はいたってまともは発言をしています。こんなにまともかとびっくりしました。シリーズが進むと奇人なんですが。
刑事の木場修太郎はまあシリーズを通して同じような感じです。

今回、読んでみて人物設定の変遷が読めてそのところも面白かったです。
姑獲鳥の夏が1994年発行で最新作の「邪魅の雫」が2006年発行です。
今のところ京極堂シリーズは計9作品です。
2006年以降は京極堂シリーズは出てないんですよね。
待ち続けています。
どの作品でも内容がすごく濃いのでそんなに簡単に書けるものではないとは思いますがそろそろ新作を読みたいですね。
「この世に不思議なことなどなにもない」って台詞が待ち遠しいです。



猫のカブクの夕飯が終わりました。
今日も美味しそうに食べていました。好かったです。
食べ終わって窓から外を眺めています。
鳥を見るのを楽しみにしているみたいなのですが今日は飛んできません。
「鳥来ないかな~」って顔をしています。

それでは。